Wavelet 変換がいまいち分からない人へおすすめの本を一冊
#理解、咀嚼、再構築。
Wavelet変換についてWikipediaや専門書を読んだもののどう利用して良いかわからない。数式がどう動くかは理解できたが信号がどうなっているかわからず先生の質問に詰まってしまった大学生はいないだろうか?かつての私である。
あるときウェーブレット変換を使えという命令が下り、一ヶ月ほど余裕があったため朝から晩まで図書館に通い詰めてウェーブレットに関連ありそうな本をあさった結果、めでたく上記のようになり静かな怒りを浴びる羽目になった。
ウェーブレット変換の左の式に信号の情報が変換された形で保存されているということに気づくのにどれだけ時間がかかっただろう。
さてそんな私を救ってくれたのがこの本である
- 作者: B.B.ハバード,Barbara Barke Hubbard,山田道夫,西野操
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
これはウェーブレットの歴史を追った珍しい本だ。そもそもウェーブレットは何のために産まれたのか。石油探査に使われたというのは知っているかも知れないが、ではウェーブレットが産まれたことによってどのように石油探査が変わったのか?この本を読めば説明することができる。
ウェーブレットの本を読んだが先生からの質問には詰まってしまいダメな子扱いされている大学生におすすめの一冊。知識は理解・咀嚼・再構築の三つの段階で学習するというが、きっと咀嚼と再構築を行う手助けになってくれるだろう。
以上、昔のメモから。